デジタルイラスト製作に買ってよかったガジェット・アイテムまとめ

こんにちは、みやま(@AtelierMiyama)です。

 

デジタルお絵描きが捗る買ってよかったアイテムをまとめて7種紹介します。

 

左手デバイス「TABMATE」

 イラストを描く際に「戻る(Ctrl + z)」などのキーボードショートカットを使っている人は多いと思います。しかし、複数のボタンの組み合わせを使う分だけ覚えておかなければならず、不便な面もあります。
 左手デバイスはボタン一つでキーボードショートカットを飛ばせるようになるデバイスです。キャンバスの拡大縮小、回転も出来るため、お絵描きの効率やスピードが格段に良くなるガジェットです。
 中でもTABMATEはホイールを用いたスムーズなキャンバス操作が出来る他、割り振りキーは200以上と圧倒的に多いのでオススメの左手デバイスです。また、TABMATEにはお絵描きソフト「CLIP STUDIO PAINT DEBUT」が付属してくるので、この商品1つで左手デバイスとペイントソフトの両方が手に入ります。

 

 

デジタルカメラCOOLPIX A900」

 描きたいアイテムや背景の資料集めとして、カメラは1台持っておくと何かと便利です。最近は書籍やインターネット検索で写真資料を集めることもできますが、ほとんどはアングルが固定されており、「描きたいアングルと違う!」と言った不満も出てきます。また、インターネットに投稿されている写真は著作権があり、そのまま自分の絵に使ってしまうと違反となるリスクもあります。
 カメラがあれば、その場で自分好みのアングルで資料を写真に収めることができます。また、自分で撮影していると被写体や風景をよく観察する癖がつくので、そのままイラストを描くのにも有利になります!
 私が購入したA900は驚異の35倍ズームで、とても遠くにある被写体まで撮影できます。また、背面の液晶が上下に稼働するので、ハイアングル、ローアングル撮影にも適していました。資料集めにはもってこいの1台です。

 

本立て「レイメイ藤井 ブックスタンド」

 イラスト製作では画集や参考書を開いたままにしながら絵を描くために、本を固定したいことがありますよね。ブックスタンドがあれば、本を広げたまま固定することができます。1台持っておくだけで画集などの書籍を開きっぱなしにしながらお絵描きできるので大変便利になります。角度の調整機能が付いたものもあり、レイメイ藤井のブックスタンドは5段階の角度調節が可能です。アンティークなデザインもGOOD。

 

液タブ「WACOM Cintiq Pro 16」

 Cintiq ProはWACOM社が発売している液晶タブレットです。液晶タブレットであれば、専用ペンを用いて画面に直接絵を描くことができるようになります。その最大のメリットといえば「線画が引きやすく、作業スピードも格段に上がる」点です。
 通常の板タブレットでは線を引くのに慣れが必要で、1回の線を引くために2、3回は「戻る(Ctrl + Z)」をやっていました。また、線が引きやすいようにキャンバスの拡大縮小・回転を度々行う必要があり、線を引くこと以外に時間を取られている感覚でした。
 液タブは線が大変引きやすいので「戻る」をあまり使わずとも、また、あまり拡大や回転を使わなくても綺麗な線画が引けるので、線画工程の時間短縮に役立ちます。体感では2倍ほど線画工程の時間が短縮されました。最近は5万円前後の液タブも多数発売されているので、これを機に液タブデビューされてみてはいかがでしょうか。

  

 

ペイントソフト「CLIP STUDIO PAINT

 CLIP STUDIO PAINTはイラスト製作、マンガ製作、アニメーション製作ができるペイントソフトです。ブラシやテクスチャなどの素材が豊富に付属しているのですぐに本格的なお絵描きが始められます。プロのイラストレーターも使用している他、専門学校でも導入されているなどの実績あり。
 バージョンはPro、Exの2種類があり、それぞれProはイラスト向け用途、Exはマンガ向け用途です。1ページのマンガやイラストを描く場合はPro、複数ページにわたるマンガを描く場合はExと使い分けましょう。

  

 

モニター「EIZO FlexScan

 モニターにもゲーム向け、デザイン向け、など用途ごとに様々な種類があり、当然お絵描きに適したモニターも存在します。お絵描き用途であれば「目が疲れにくい」「発色が綺麗」「正しい色が表示される」などではないでしょうか。
 そこでオススメするのがEIZOの「Flex Scan」というモニターです。Flex ScanはIPS方式という液晶パネルを採用しており、「発色の品質が高い」「モニターを斜めから見ても発色が綺麗」と言った特徴があります。また、画面のチラつき防止技術やブルーライトカット技術が使用されており、目が疲れにくいこともメリットです。

 

 

お絵描きタブレット「raytrektab」

 ドスパラから発売されているお絵描き用途のタブレットPCです。専用ペン、ペイントソフトが付属しているWindowsタブレットのため、購入してすぐにデジタルお絵描きを始められる点が特徴です。とても軽い機種で、外出先に持ち運んでお絵描きするのにもオススメです。普段アナログで絵を描いてある方がデジタブデビューするのにとても良い1台だと思いました。
 購入はドスパラ公式ホームページより。

 

以上、デジタルイラスト製作に買ってよかったガジェット・アイテムまとめでした。

ピクシブ株式会社福岡オフィス様主催の「もくもく会」に参加してみましたレポ

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 こんにちは、みやま(@AtelierMiyama)です。今回はピクシブ株式会社福岡オフィス様主催の「もくもく会」に参加してみましたので、その内容をレポートします。

もくもく会とは

 もくもく会とは、カフェや会社のオフィスなどに集まって、各自黙々と勉強したり、作業したり、本を読んだりする会です。「家ではどうも集中できない」「ついついTwitterを見てしまい作業が捗らない」「他の人の作業を見ると自分も頑張れる」などの人にオススメです。

 今回はピクシブ様がもくもく会を福岡で開催されていました。テーマやジャンルは様々で、プログラミングをする方の他、絵を描く、写真現像など幅広いもくもく会でした。

 私も一人での作業は苦手で、ついついオフトゥンに吸い込まれてしまいがちなので、こういったもくもく会は作業を進める上でとてもありがたいです。

 

ピクシブもくもく会の概要

 週末はいつまでも寝てしまう人が多く、「朝活したい!」と言うメンバーの声から発足したそうです。イラスト、小説、アプリ開発など、各自自主的にテーマを持参します。ひたすらもくもく作業してもOK、当日集まったメンバーとのコミュニケーションもOK、週末の午前中を有意義に使う、そんな緩めのもくもく会とのことです。

  • 日程:隔週土曜日
  • 時間:10時〜13時の3時間
  • 申込:connpassより登録

もくもく会のスケジュール

 スケジュールは以下の通り。

時間 内容
10:00 自己紹介
10:05 もくもく会開始
12:45 成果発表
13:00 終了

もくもく会の様子

 参加人数は10名程でした。写真のような丸テーブルが2、3個あり、みんなで輪になって各々PCやノートなどに向かってもくもくしました。

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 皆さん主体的に「もくもく」と作業されていて、会話は作業の間でたまにする感じです。それでも他の方々の邪魔にならない程度の小声での会話でした。(みやま氏がうるさくてすみませんでした…)

作業内容について

 参加する前は、プログラマと絵師が多いのかな?という私個人の予想でしたが、色々な分野の方が参加されてありました。プログラマをはじめ、シナリオライター、一般企業のサラリーマン、デザイナー、学生さんなどなど。

 作業もみんな違っていて、プログラミング、写真現像、シナリオ作成、3Dモデリング、デザイン、データ解析など、多種多様でした。全体としてはプログラマさんが多かったのかな?という印象です。

MacWindowsの比率は半々

 こういった会はMacOSユーザーが多いイメージだったので個人的に他の方のPCを拝見させて頂きました。結論を言うとMacOSWindows、半々でした。

 プログラマさんはMac比率高いのですが、もくもく会全体としてはモデラーさんやシナリオライターさんもいらっしゃったので、それで半々になった感じです。あ、スマホiPhone比率が高めでした。iPhone使いやすいですし人気ですね…!

みやま氏は何をもくもくしたか

 私は自作している「スマホが左手デバイスになるスマホアプリUca」の開発を進めました。このアプリをスマホに入れることで、スマホが左手デバイスの代わりになり、キャンバスの回転、ツールの切り替えなどを左手のスマホから行えるようになります。 

 中でも今回は、ペイントツールSAIへのUcaの対応を行いました。現状Ucaはペイントソフト「CLIP STUDIO PAINT」にしか対応しておらず、他のペイントソフトでは一部機能が使えませんでした。そこで人気のペイントツールSAIへの対応を検討し、このもくもく会の中で作業しました。

 途中分からないエラー文で詰まっていましたが、凄腕プログラマさんが問題の解決方法を教えてくださり解決しました!ありがとうございました…!

成果発表

 もくもく会の最後は成果発表がありました。皆さんが3時間何をもくもくとされてあったか、その成果を発表し合います。Alexaのプログラミング、3D空間へのマッピングなど、普段あまり関わらないような技術や知識に触れることができ、また、制作物が目の前で動くのでとても有意義な時間でした。

 私のもくもくしていたUcaのSAI対応も今回のもくもく会で完了しました!後日アプリをアップデートしたいと思います。

もくもく会アフター

 もくもく会終了後は希望者で食事会に行きました。海鮮丼屋さんで、炙りサーモン丼食べました!美味…!

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気付き

 このもくもく会に参加して、自分の視野の狭さに焦りを感じました。私は主にお絵描きとプログラミングばかりをやっているので、その2つで完結してしまいがちです。

 今回のもくもく会を通して、様々な分野の技術を拝見することができました。中でもAlexaでコードを一切触らずプログラミングする方法を試してある方がいて、コーディング作業なしでプログラミングできるようになるんだなぁ、と。どんどん学んでいかないとあっという間に置いていかれそうですね…!

 また、参加者の中にはメディア運営や、Webサービスを個人的に展開してある方もいらっしゃり、「私も何かもっと活動せねば…!」と思いました。

終わりに

 3時間もくもく集中できてUcaの開発も進み、SAI対応が出来るなどとても充実したもくもく会でした。幅広い分野から参加者が集まったので普段目にしないもの、聞かないものを知れて良かったです。

 もっと色々なもくもく会に参加してみたいと思いました!

 

以上、ピクシブ株式会社福岡オフィス様主催の「もくもく会」に参加してみましたレポでした!

液晶タブレット WACOM Cintiq Pro 16 を導入してお絵描きしてみた【レビュー】

 こんにちは、みやま(@AtelierMiyama)です。WACOMの液晶タブレット「Cintiq Pro 16」を入手、導入して絵を描いてみました。

Cintiq Pro 16 概要

 Cintiq Pro 16はWACOM社から発売されている液晶ペンタブレットです。
液晶ペンタブレットは画面に直接絵を描くことが出来るペンタブレットの一種で、イラストレーターなどの絵を描いている人や漫画家にとても人気のあるデバイスです。

特徴

  • タッチジェスチャーでキャンバスの回転操作や拡大縮小が可能
  • ペンの充電が不要
  • 老舗メーカーの為、描き心地が抜群に良い
  • 視差(ペン先の位置と実際に引かれる線の差)がほとんど無い
  • 解像度4Kの表示が可能

 

以下、実際に使用してみての感想です

タブレットとの違い

 今まで板タブレットである「Intuos」を使用してきましたので、まずは板タブと比較してみます。

線画が引きやすい

 液晶タブレットは線画工程で威力を発揮します。板タブは別の画面を見ながら手を動かすので、線を引くのに慣れが必要です。1本の線を引くのに「戻る」で2、3回はやり直ししていました。一方で液タブはペン先にそのまま線が引かれるので、1回で綺麗な線が引けます。線画作業が非常に捗ります。

絵を描くのが早くなった

 拡大縮小、回転などのキャンバス操作をあまりしなくても綺麗な線が引ける為、キャンバスを操作している時間の短縮になりました。
板タブだと、自分が線が引きやすいような拡大率、角度になるようキャンバスを調整して線を引き、それが終わったらまたキャンバスを調整することの繰り返しでした。しかし液タブでは、あまりキャンバスの拡大や回転をさせなくても綺麗に線が引けます。また、1回で綺麗な線が引ける為、「戻る」でやり直す時間も減りました。線画作業は体感で2倍速になったと思います。

各ポイントごとの感想

本体デザインについて

 本体は写真で見ての通り、フラットな形をしています。画面の形状は結構重要で、枠などの段差があるとペン先の高さがずれてしまい非常に描きにくくなります。Cintiq Proは画面がフラットなので描き心地の面で不満は無かったです。

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 サイズ面では16インチはちょうど良いサイズでした。13インチだとお絵描きをするのに少し狭く、24インチは机のスペースを殆ど奪ってしまいます。16インチはその中間のサイズで、お絵描きのしやすさと机のスペースを両立するサイズでした。

画面の画質について

 Cintiq Pro 16は4Kモニターを搭載しています。発売されている液タブの中では最高画質であり、サブモニタに使用しているフルHDと比較すると画質面では圧倒的に綺麗です。コントラストがしっかりしていてメリハリのある色合いでした。また、レイヤーの名前やペイントソフトのメニューなどのフォント文字が綺麗に表示されとても見やすい印象でした。
 画面はフリッカーフリー(ちらつき防止技術)が使われており、目も疲れにくい感じでGOOD。

視差について

 液晶タブレットはペン先の位置と実際に引かれる線の位置に差があり、これを「視差」と言います。

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出典:http://junk-book.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/wacom-cintiq-22.html

 

 視差があると、引きたいところに線が上手く引けず、特に細かいイラストを描くときは不便に感じるはずです。
私が液タブで一番気にしているのはこの視差でした。さて、Cintiq Pro 16の視差ですが… 

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 このように、驚くほど視差が無く、大変満足な結果でした。

描画の遅延について

 液晶タブレットは線を引いてから実際に画面に反映されるまでの「遅延」が発生することが問題視されていました。しかしCintiq Pro 16では描画の遅延は気になりませんでした。素早く線を描いていってもしっかりと追従してくれます。

マルチタッチについて

 Cintiq Proはマルチタッチといって、2本指で画面をなぞることでキャンバスの回転や拡大操作を行うことが出来ます。ピンチアウトでキャンバス拡大、スワイプでキャンバス移動といった具合です。スマホを使う感覚に近いかもしれません。アナログのような直感的なキャンバス操作が可能で、お絵描きのスピードアップにも繋がりました。

 

接続について

 Cintiq Pro 16はPCとの接続が難しいなどの意見が出ており心配していましたが、この問題は私のところでは起こりませんでした。付属してきた「Wacom Link Plus」で説明書の通り接続するだけで無事高画質の4K表示がされました。

 

一緒に買いたいオプション

スタンド

 Cintic Pro 16単体では、0°、30°の2パターンで調整可能です。それ以上の角度や細かい角度を付けて絵を描きたい場合、スタンドを購入しましょう。

フィルム

 Cintiq Proには強いガラスが使われているそうですが、それでも傷が付く場合があります。ガラス交換には数万円かかると聞いているので、液晶保護フィルムは貼っておいた方が安心です。

3年保証

 自然故障で3年まで対応してくれます。私の環境では特にトラブルは起こっていませんが、「液晶にムラが発生」した、などの報告もありますので入っておくと安心です。

 

 

類似機種と比較

 最後に、Cintiq Pro 16に近い機種「Cintiq 16」、「Cintiq Pro 13」と比較してみます。
それぞれの違いを表にすると、以下のようになりました。

   Cintiq Pro 16 Cintiq 16   Cintiq Pro 13
 液晶サイズ  16インチ  16インチ  13インチ
 視差  気にならない  やや気になる  気にならない
 タッチ機能  あり  なし  あり
 解像度  4K (3840×2160)   フルHD(1920×1080)  フルHD(1920×1080)
 価格  約160,000円  約65,000円  約80,000円

 Cintiq 16

 Cintiq 16をCintiq Pro 16と比較すると、

  • Cintiq 16は視差がやや目立つ
  • タッチ機能がない
  • 解像度がフルHD(1920×1080)

といった違いがありました。廉価な液晶タブレットで大きなサイズを検討している場合、こちらのCintiq 16が選択肢に入るかと思います。

 

 

Cintiq Pro 13

 Cintiq Pro 13をCintiq Pro 16と比較すると、

  • 画面サイズが小さい
  • 解像度がフルHD(1920×1080)

といった違いがありました。廉価かつコンパクトなサイズでのお絵描きを楽しみたい場合はこちらのCintiq Pro 13が良いのではないでしょうか。

 

 

まとめ

 Cintiq Pro 16を導入して特に印象に残ったのは、以下の3点でした。

  • 板タブの時より線画作業が非常に捗る
  • お絵描き(特に線画)の速度が格段に早くなった
  • 視差は気にならないほどだった

 以上、「Cintiq Pro 16 を導入して絵を描いてみた」でした。

 

"パソコン不要"の液晶タブレットもレビューしています ↓

atelier.hatenadiary.com

【液タブ】"パソコン不要"の液晶タブレット5種


こんにちは、みやま(@AtelierMiyama)です。

 液晶タブレットでお絵描きするには、基本的にパソコンが必須です。その為…

  • わざわざ液晶タブレットに加えてパソコンを購入しないといけない
  • 机に着いてパソコンを立ち上げるのが面倒
  • 子育て合間の隙間時間を使ってお絵描きしたいので、すぐに立ち上げなくてはならない

…などのデメリットもあります。

 

 そこで今回は、パソコン不要でお絵描きできる液晶タブレットを5種類紹介します。

 

 

WACOM Mobile Studio Pro 13インチ

 Mobile Studio ProはWACOM社から販売されている液晶ペンタブレットPCです。液晶ペンタブレットの形をしていますが、パソコンが内臓されており、Windows10を搭載しています。その為、この商品単体でお絵描きすることができます。

  • 価格:約175,000円
  • 大きさ:13.3インチ
  • 重量:1.42kg
  • バッテリー:約6時間
  • 使えるペイントツール:CLIP STUDIO、SAIなど

特徴

  • スペックが高く、お絵描きアプリであれば快適に動作する
  • ペンの充電が不要
  • 老舗メーカーの為、描き心地が抜群に良い
  • 視差(ペン先の位置と実際に引かれる線の差)がほとんど無い
  • Windows搭載の為、「左手デバイス」が豊富

使ってみて
 パソコンとしての性能が高く、大抵のお絵描きアプリであれば快適に動かせます。液晶タブレットの老舗メーカーなだけあって、絵を描くときの描き心地が大変良かった点が満足でした。また、液晶タブレットには「ペン先と実際に引かれる線の差」通称、「視差」が問題でした。しかし、Mobile Studioは視差がほとんど無く、ペン先の位置に綺麗に線が引かれる点が特徴です。
 価格は少々高めですが、液晶タブレット+パソコンの代金と考えれば納得のお値段。パソコン購入代と総合すると価格を抑えられるので、パソコンを持ってない方は選択肢に入ると思います。デメリットですが、重量、大きさともにやや大きく、持ち運ぶのであれば他に紹介するiPadSurfaceの方が選択肢に入ります。

 

iPad Pro

 iPad Proはapple社から発売されているタブレットPCです。お絵描きアプリも豊富に出ており、イラスト用途としての人気が出ているタブレットPCです。もちろん、タブレットPCの為、単体でお絵描きすることができます。サイズは11インチと12.9インチの2種類があります。価格と持ち運び頻度を考えて検討しましょう。

  • 価格:約100,000円
  • 大きさ:11インチ、12.9インチ
  • 重量:468g(11インチ)、632g(12.9インチ)
  • バッテリー:約10時間
  • 使えるペイントツール:CLIP STUDIO、Procreateなど

特徴

  • 重量が軽く、持ち運びしやすい
  • 起動が早く、隙間時間にお絵描きできる
  • お絵描きにはペン型のデバイスApple Pencil」の購入が必要
  • 視差(ペン先の位置と実際に引かれる線の差)がほとんど無い

使ってみて
 重量は468gと軽量で、また、起動も非常に早い為、手軽に持ち運んで隙間時間にお絵描きでます。PCとしての性能も高い為、大抵のお絵描きアプリであれば快適に動かせます。2本指を使った操作でキャンバスを回転させたり、キーボードショートカットを呼び出せる点がGOOD。また、視差(ペン先の位置と実際に引かれる線の差)がほとんど無いことにも驚きました。
 今までデジタルでお絵描きするには卓上に重たい機器を置くのが当たり前でしたが、このiPad Proが1台あればいつでもどこでもお絵描きができます。iPad Proがきっかけでお絵描きを始められた方も多いのではないでしょうか。

   

iPad

 無印のiPadもお絵描きに使用する事が出来ます。上に紹介したiPad Proの廉価版の為、視差(ペン先の位置と実際に引かれる線の差)がやや目立ちますが、他の選択肢に比べとても安い点がメリットです。

  • 価格:約40,000円
  • 大きさ:9.7インチ
  • 重量:469g
  • バッテリー:約10時間
  • 使えるペイントツール:CLIP STUDIO、Procreateなど

特徴

  • 重量が軽く、持ち運びしやすい
  • 起動が早く、隙間時間にお絵描きできる
  • お絵描きタブレットPCとしてはとても安い
  • 視差(ペン先の位置と実際に引かれる線の差)がやや目立つ
  • お絵描きにはペン型のデバイスApple Pencil」の購入が必要

 

Surface Go

 Surface GoはMicrosoft社から発売されているタブレットPCです。Windowsを搭載したタブレットPCの為、このパソコン単体でお絵描きできる他、左手デバイスの選択肢も豊富です。

  • 価格:約57,000円
  • 大きさ:10インチ
  • 重量:522g
  • バッテリー:約9時間
  • 使えるペイントツール:CLIP STUDIO、SAIなど

特徴

  • 重量が軽く、持ち運びしやすい
  • 起動が早く、隙間時間にお絵描きできる
  • お絵描きタブレットPCとしてはとても安い
  • Windows搭載の為、「左手デバイス」が豊富
  • お絵描きにはペン型のデバイスSurfaceペン」の購入が必要

  

 

raytrektab

 raytrektab はドスパラで販売されているお絵描き用WindowsタブレットPCです。専用ペンとペイントソフトが付属するWindows搭載PCなので、この1台だけでお絵描きを始められることが特徴です。Windowsの為、左手デバイスの選択肢が豊富なのもポイント。現在は10インチ版が発売中。

  •  価格:約80,000円
  •  大きさ:10インチ
  •  重量:657g
  •  使えるペイントツール:CLIP STUDIO、SAIなど

特徴

使ってみて
 持ち運ぶのにも絵を描くのにも程よいサイズと軽さを両立していて、理想のお絵描きタブレットPCです。また、視差(ペン先と実際に引かれる線の差)」もほとんど無く、ペン先の位置に綺麗に線が引かれます。専用ペンとペイントツールも付属していて、これ1台の購入でお絵描き環境全てが揃うので大変オススメの機種です。

 一見、iPadと競合しそうですが、Windowsが搭載されている点では左手デバイスの選択肢が多く有利です。

 購入はドスパラ公式サイトより。

 

 以上、パソコン不要の液晶タブレットの紹介でした。

 

ペイントソフトについて

 お絵描きするにはこれまで紹介した液晶タブレットの他に、「ペイントソフト」が必要です。ペイントソフトはセルシス社が発売している「CLIP STUDIO PAINT」通称「クリスタ」がオススメです。

 クリスタはイラスト製作、マンガ製作、アニメーション製作ができるペイントソフトで、ブラシやテクスチャなどの素材が豊富に付属しているのですぐに本格的なお絵描きが始められます。プロのイラストレーターも使用している他、専門学校でも導入されているなどの実績もあり!
 バージョンはPRO、EXの2種類があり、それぞれPROはイラスト向け用途、EXはマンガ向け用途です。

  

【永久無料】クリスタ Debut版のススメ【CLIP STUDIO PAINT】

 デジタルでお絵描きをするには、お絵描き用アプリが必須となります。お絵描き用アプリの定番といえば、「CLIP STUDIO PAINT」通称、「クリスタ」ではないでしょうか。

 今回はそんなクリスタの無料版アプリ「クリスタ Debut版」を紹介します。

クリスタ Debut版って何?

クリスタには、EX版、Pro版、Debut版の3種類があります。

EX版

  • 用途:イラスト、アート、デザイン、マンガ、本、アニメーション向け
  • 価格:2万3千円 または、500円/月~

Pro版

  • 用途:イラスト、アート、デザイン向け
  • 価格:5千円 または、500円/月

Debut版

  • 用途:イラスト向け
  • 価格:無料で利用可能(期限無し)

 Debut版は期間限定無しでずっと利用可能というのは大きなメリットですね。
 無料のDebutでも絵を描く為の基本的な機能は一通り揃っている為、イラストを描くだけなら十分に可能です。

Debut版の入手方法

 Debut版は入手方法が限られています。商品に特典として付いてくるケースが多いので、自分の欲しいものがあればDebut付きを買うことでクリスタも無料で入手できます。 

パソコン・タブレットと共に入手する

 パソコンやタブレットに付属してくることもあります。例えば、ドスパラから発売されているお絵描きタブレット「raytrektab」には標準でクリスタdebutが付属します。専用ペンとDebut版が同時に付属するので、この1台ですぐにお絵描きが始められます!

 購入はドスパラ公式サイトより。

CLIP STUDIO TABMATEとともに入手する

 お絵描きに必須となりつつある左手デバイス「CLIP STUDIO TABMATE」に付属してきます。左手デバイスとは、「戻る(Ctri + z)」などのキーボードショートカットがボタン一つで入力できるようになる補助入力装置です。
 このTABMATEを購入することで、お絵描きアプリのクリスタ Debutと左手デバイスが同時入手可能となります!

 

周辺機器、パソコンパーツとセットで入手する

 周辺機器やパソコンパーツに付属してくる場合もあります。特にグラフィックスカードに付属する場合が多いようです。パソコンを自作される方はクリスタ Debutをすでに持っているかもしれませんので、確認してみましょう。

Pixivで入手する

 Pixivプレミアム会員の方は、クリスタDebutをダウンロードして利用することができます。
もしPixivユーザーだったら検討したい方法ですね。

イベントまたはイラストコンテストに参加して入手する

  学生であれば、「美術、イラスト系の進路相談会」などのイベントで無料配布されています。また、参加することでクリスタ Debut版をもらえるイラストコンテストもあるようです。詳しくはこちらの公式ページでチェックしてみましょう。(ページ下の方にあります。)

www.clipstudio.net

 

以上です。クリスタの無料版アプリ「クリスタ Debut」の紹介でした。

【イラスト】「背景の描き方」でオススメな本3冊の紹介【背景】

「背景ちゃんと描けるようになりたい!」

 

 イラストを書いてある方なら一度は考えたことのあるテーマではないでしょうか。背景を交えたイラストは非常に奥が深く、どこから手をつけていいのか分からないことも多いかと思います。

 そこでオススメなのが、「背景の描き方」の書籍で基礎から一通り勉強する方法です!
 本記事では、「背景の描き方」を解説している本の中でも、「キャラはある程度描けるけど背景は初心者…」の方に最適な本を3つピックアップしています。

 

「キャラの背景」描き方教室 CLIP STUDIO PAINTで描く! キャラの想いを物語る風景の技術

 序盤は「キャラがメイン」の背景の描き方、中盤以降は「背景がメイン」の描き方を解説する構成です。現代風背景、ファンタジー風背景、両方とも収録されています。書籍の特典としてブラシ、レイヤー構成ありのPSDファイル、JPEGファイルがダウンロードできます。 

読んでみて

 最初はキャラをメインとした構図の背景の描き方から解説してあるので取っ付き易い印象でした。背景は一点透視図や画角、アイレベルなど理解しなくてはならない項目が多いのですが、本書の序盤はそういった知識を使うことなく背景を手軽に描き始めることができます。もちろん、中盤以降は本格的な背景の描き方に入ることができます。

 また、この本では「どのように描くのか」加え、「なぜそのように描くのか」の理由もしっかり解説されていて、大変勉強になる1冊でした。

 特典としてついてくるブラシも非常に使いやすいです!中にはラフ段階から仕上げまで使えるものもあり、背景を描くには必須かもしれません。ブラシだけでも2,200円の価値ありです!

ここがオススメ

  • 「キャラはある程度描けるけど、背景で詰まっている!」という方にオススメです
  • 特典ブラシが24種類と多く、どれも背景を描くのに非常に使いやすいものばかりです
  • プロの全作品のPSDファイル、JPEGファイルが見られるので、大変勉強になります

 

デジタルイラストの「背景」描き方事典 Photoshopで描く! シーンを彩る風景・アイテム46

 「空」「草」「机」など背景の各パーツ毎に描き方を解説した本です。前半は自然編(雲、草、木など)、後半は室内編(机、椅子、窓など)の構成です。山、岩、水の模様、ローテーブル、ソファ、時計、テレビなど非常に幅広いテーマを扱っていることが特徴です。どれも現代風背景の内容になっています。また、タイトルに「辞典」とある通り、必要に応じて解説ページを見に行けるような構成になっています。

読んでみて

 「空」「草」「机」など各パーツ毎に解説されているので、タイトルにもある通り「辞典」として使いやすいです。自然背景にあるような山、岩、水、や室内でよく見るテーブル、ソファ、時計、テレビなど扱うテーマが広範囲であり、この本1冊あれば生活していて目にするものは一通り描けるようになりそうです!

 解説も1つ1つ丁寧にされてあり、手順を追って描くだけでも背景の描き方がどんどん身につく印象でした。

 描く際に使用する色のRGB値が記載されており、その色を真似するだけでも自分の描く背景イラストの印象がグッと変わります。オススメの1冊です!

ここがオススメ

  • 各パーツ毎に描き方が項目分けされているので、「辞典」として使いたい方にオススメ
  • 扱っている背景パーツのテーマが広く、身近に見るものは一通り解説してあります
  • NGの描き方の例も載っており、OK例と比較しながら勉強できます

SAI×Photoshopで描く背景イラストテクニック

 前半は「キャラがメイン」の背景の描き方、後半は「空、平地、建物内」などを交えた「背景がメイン」の描き方を解説しています。

 SAI×Photoshopとありますが、主にSAIでの解説になります。レイヤー構成ありのPSDファイルが付属しています。

読んでみて

 序盤はキャラをメインとした構図の背景の描き方から解説してあるので取っ付き易い印象でした。後半は表紙にあるような空や雲をテーマとした広大な世界観のイラストが解説してあり、表紙のイラストを見てビビッときた人には良書かもしれません。

 本書の特徴は「カメラ」の表現手法を背景イラストに応用している点です。画角、焦点距離、ピントの範囲などのカメラ表現をどのようにして背景イラストに落とし込むかというアプローチで構成されており、とても面白い1冊でした。

 私もカメラ趣味なので、本書を読む上でとても参考になる部分が多かったです!

ここがオススメ

  • 「キャラはある程度描けるけど、背景で詰まっている!」という方にオススメです
  • 使用する色のRGB値が記載されており、その色を真似するだけでも自分の描く背景イラストの印象がグッと変わります
  • 画角やピントなどのカメラ表現ををイラストに応用してあり、カメラ好きにもオススメです!
  • プロの全作品のPSDファイルが見られるので、大変勉強になります

 

以上、背景の描き方でオススメな本3冊の紹介でした。

Boot Campを使って古いMacBook (Early 2011) にWindows10をインストールした話

 古いMacを最新WindowsOSで復活させたいのですが、古いモデルのMacではWindows10をインストールする事ができません。

 例えば、MacBookの場合、2015以降のモデル出ないとWindows10のインストール対象外です。

 もし、Windows10をインストールしようとしてもBoot Campでは先に進めず、Windows7または8を用意するよう促されてしまいます。

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 試行錯誤した結果、「MacBook Pro Early 2011」にBoot Camp経由でWindows10をインストールできたので、今回はそのお話です。
※ サポート対象外である為、実施される場合は自己責任にてお願い致します。

  

用意するもの

・外付け USBメモリ(ドライバ用)
Windows 8 インストールディスク
Windows 10 インストールディスク

 

ポイントは「Windows 」8のインストールディスクを用意する事です!

 

手順

1. Windows8のインストールディスク、USBメモリをそれぞれMacに接続します。

 

2. Boot Campアシスタントを立ち上げ、「続ける」を押します。

 

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3. チェックを両方に入れ、「続ける」を押します。

 「Windows 8」のディスクが挿入されている為、先に進める事ができます。

 

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4. Windows用のパーティションを作成し、「インストール」を押すと、自動で作業が始まり、再起動後にWindows8が起動されます。

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5. Windows8セットアップ画面にて「✖︎」ボタンを押して、セットアップを取り消します。

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6. ここでPCがシャットダウンするので、MacのOptionキーを押しながら再度PCを起動します。

 Boot選択画面が表示されるので、この画面のままWindows8のディスクを取り出し、Windows10のディスクを入れます。

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7. Windows10のディスクを選択し、Windows10を起動させます。

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8. Windows10のインストーラーが立ち上がるので、通常通りWindows10のインストールを進めます。

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9. これでWindows10のインストールが完了です。

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ポイント

 Boot Campの操作中にはWindows 8のディスクを挿入して先に進み、Windowsのインストール段階になってからWindows 10のディスクに切り替える点です。

 

問題点

 私の場合、Windows10のライセンス認証がなかなか通りませんでした。Windows10のインストール前、仮想環境にてWindowsをインストールしていたからかもしれません。

 

 

 

以上、古いMacBook (Early 2011) にWindows10をインストールした話でした。