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WACOMペンのサイドスイッチに機能を割り振る - ペンタブ備忘録

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 WACOM社製のペンタブレットや液晶タブレットを使用されてある方、ペンタブに付属するペンのサイドスイッチ、好きな機能を割り振れるってご存知ですか?      

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 本記事では、ペンのサイドスイッチに機能を割り振る方法と、絵を描くうえで便利な設定を紹介します。

 

  こういった方にオススメ

  • 消しゴム、取り消し、等の機能を、手元ですぐに切り替えて使いたい
  • 高価な左手デバイスの代替え方法が知りたい
  • もっとペンタブを使いこなしたい
  • 自分流のペンにカスタマイズしたい

 

 

(1)設定方法

  1. Windowsのスタートメニューから、「ワコム タブレット」内の「デスクトップセンター」を開きます。もしくは、デスクトップショートカットの「デスクトップセンター」をダブルクリック。
  2. デスクトップセンターアプリが開きますので、「設定内容」内の「ペン設定」を押してください。
  3. ワコムタブレットのプロパティ」が開きます。ここでは、ペンのボタン部分を、プルダウンの中からカスタマイズすることができます。ボタンは上下に分かれていますので、2つまで設定できます。

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(2)オススメの設定一覧

取り消し、やり直しを設定

 ペンのサイドスイッチに取り消し(Ctrl + Z)、やり直し(Ctrl + Y)の操作を設定できます。


設定方法
 プルダウンメニューから、キーボード → 取り消し、またはやり直しを選んでください。

 

消しゴムを設定

 ペンのサイドスイッチに消しゴムを割り振れます。ボタンを押している間だけ消しゴムになるので、線画や下書きを進める際に大変活躍します。

 

設定方法
 プルダウンメニューから、タブレット → 消しゴムを選んでください。

 

キャンバスを移動

 ペンのサイドスイッチにキャンバスの移動を割り振れます。ボタンを押している間だけキャンバスを上下左右に移動させることができます。

 

設定方法
 プルダウンメニューから、ナビゲーション → スクロール/移動を選んでください。
「スクロール速度」ウインドウが出てきますので、お好みの早さに設定してOKを押してください。

 

ズームイン / ズームアウトを設定

 ペンのサイドスイッチにキャンバスの拡大/縮小を割り振れます。ボタンを1回押すごとにキャンバスを1段階拡大または縮小することができます。

 

設定方法
 プルダウンメニューから、ナビゲーション → ズームインまたはズームアウトを選んでください。
 また、ナビゲーション → ズーム...を設定すると、ペンのボタンを押しながらペンを上に移動させることでキャンバス縮小、ペンを下に動かすことでキャンバスの拡大が出来ます。こちらは少し動作が不安定かも。

 

スクリーンキーボードを表示

 ペンのサイドスイッチスクリーンキーボードを呼び出すことができます。液晶タブレットタブレットパソコンで絵を描いてある方は大変便利になると思います。

    

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設定方法
 プルダウンメニューから、アプリ → スクリーンキーボードを選んでください。

 

 

キーストロークを設定

 ペンのサイドスイッチにキーボードのキーを押したときの操作を設定できます。

 

設定方法

  1. プルダウンメニューから、キーボード → キーストロークを選んでください。
  2. 出てきた「キーストロークを登録」ウインドウの「キー」の中に、キーボードで良く使うキーを入力してください。
  3. 自分が分かる名前を「名前」の項目に入力したら、OKボタンで設定完了です。

   

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 例えば、Ctrl + sのキーを設定すると、「保存」機能が使えるようになります。自分が良く使用するキーボードショートカットを設定すれば大変便利になります。

良く使うキーストローク
 ・ Ctrl + s 「保存」
 ・ Ctrl + a 「全ての文字や項目等を選択」
 ・ Ctrl + c 「コピー」
 ・ Ctrl + v 「貼り付け」
 ・ Ctrl + x 「切り取り」
 ・ e      「消しゴムに切り替え」(CLIP STUDIO PAINTソフト)
 ・ r    「キャンバスの回転」(CLIP STUDIO PAINTソフト)
 ・ h    「キャンバスの移動」(CLIP STUDIO PAINTソフト)

Windowsキーを設定するときは、「特殊キー」の中から「Windows...」を選ぶと設定できます。

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(例)Windows+d(すべてのウインドウを最小化し、デスクトップ画面を表示)

 

装飾キーを設定

 ペンのサイドスイッチにshiftキー、Altキー、Ctrlキーを設定できます。例えば、「Shift」を設定しておくと、ペンのボタンを押した時に、キーボードのshiftを押したことになります。shift+Altを同時に設定することもできます。

 

設定方法

 プルダウンメニューから、キーボード → 装飾キーを選んでください。
「Shift,Alt,Ctrlキーの登録」ウインドウが開きますので、設定したいキーのチェックを入れれば完了です。複数の項目にチェックを入れれば、キーの組み合わせが使えるようになります。

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□ Shift
 チェックを入れると、ペンタブのボタンを押したときにShiftキーが押されたことになります。
(例)直線ツールを使用するときに、垂直水平が取れるようになります。


□ 左Alt、右Alt
 チェックを入れると、ペンタブのボタンを押したときにAltキーが押されたことになります。
(例)スポイトツールが使えます。


□ Ctrl
 チェックを入れると、ペンタブのボタンを押したときにCtrlキーが押されたことになります。
(例)キャンバス中のオブジェクト(3Dデータ、漫画のフキダシなど)が操作できるようになります。


□ スペース
 チェックを入れると、ペンタブのボタンを押したときにCtrlキーが押されたことになります。
(例)手のひらツールが使えます。キャンバスを移動したいときに便利。


□ 左、中ボタン、右
 チェックを入れると、ペンタブのボタンを押したときにマウスの左クリック、中クリック、右クリックが押されたことになります。
(例)右クリックでは、スポイトが使えます。


□ マウスホイール
 チェックを入れると、ペンタブのボタンを押したときにマウスのホイール機能が使えます。
(例)中ボタン+ペンの上下で、キャンバスの拡大縮小が出来るようになります。

 

 ☆ ちょっと細かい設定をしてみよう ☆

 CtrlとAltにチェックを入れて設定すると、ブラシサイズを任意に変更できる機能が使えます。使い方は、設定したペンのボタンを押しながら、ペン先をキャンバス上でドラッグします。ブラシサイズがドラッグに合わせて変化します。


 Shiftとスペースにチェックを入れて設定すると、ペンのボタンを押している間、「キャンバスの回転」が使えるようになります。ペンのボタンを押しながら、ペン先をキャンバスに付けて右に動かすことで、キャンバスを右回転させることができます。

 

 Ctrlとスペースにチェックを入れて設定すると、ペンのボタンを押しながらペン先で突くたびに「キャンバスの拡大」、Altとスペースだと「キャンバスの縮小」が出来るようになります。

 

アプリの起動

 パソコン上級者向けです。ペンのボタンでアプリを起動したり、ファイルを開くことができます。私は思い浮かびませんが、変わった使い方が出来そうですね。パソコンに詳しい方、もし面白い使い方があれば教えてください。

設定方法
 プルダウンメニューから、アプリ → 開く/起動に進んでください。
「アプリケーションを起動」ウインドウが開きますので、「参照」を押して、好きなアプリやファイルを選んだら、「開く」ボタンを押して、最後にOKボタンを押してください。

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何もしないようにする

 ついつい絵を描いている最中にペンのボタンに触れて予期せぬ動作をする方は、無効に設定することもできます。プルダウンメニューから、無効を選んでください。

 


 

 以上です。


 これだけ沢山あると、どの機能を割り振るか悩みますね。私はペンタブの上ボタンに「キャンバスの回転」、下ボタンに「消しゴム」を割り振りました。

 

 

 WACOMペンのサイドスイッチには2つまでしか機能を割り振れないので、スマートフォンから各種機能を呼び出すスマホアプリを個人的に開発しています。無料配布中ですので、もしよければご検討くださいませ。

atelier.hatenadiary.com